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演劇

宝塚音楽学校の卒業後の進路は?劇団所属後や多様化している進路についても調査!

宝塚音楽学校の卒業後の進路は?劇団所属後や多様化している進路についても調査!

宝塚歌劇団に所属するために入学する宝塚音楽学校という学校があります。

宝塚音楽学校の試験は、ハードな内容だけではなく高い倍率のため、毎年受験のシーズンにはニュースになったり、テレビ番組に取り上げられたりしました。

 

そんな宝塚音楽学校は2年で卒業しますが、卒業後の進路は宝塚歌劇団に所属する以外にも近年多様化しているそうです。

芸能人や舞台役者の中には、宝塚音楽学校卒業後に歌劇団に所属せずに芸能活動を始める人もいました。

そこでここからは「宝塚音楽学校の卒業後の進路は?劇団所属後や多様化している進路についても調査!」として、宝塚音楽学校についてお届けします!

宝塚音楽学校とは?

宝塚音楽学校は、兵庫県宝塚市に所在しています。

宝塚大劇場とも隣接していて、宝塚音楽学校の生徒はみんな憧れの先輩たちを目にしながら学校生活を送ることになりますね!

宝塚音楽学校の基本情報はこちらです!

学校名:宝塚音楽学校
住所:兵庫県宝塚市武庫川町1−1
学校種別:各種学校
設立年:1913年
創立者:小林一三

学校種別の「各種学校」とは、専門学校や予備校、自動車学校などと同じ種類の学校で、高校や大学卒業資格を得ることはできません。

そして、創立者の小林一三さんは、阪急電鉄を始めとする「阪急東宝グループ」を創業した人物です。

小林一三さんは元プロテニスプレーヤーの松岡修造さんの曽祖父でもあります!

宝塚音楽学校の入学試験内容!

次に宝塚音楽学校の入学試験の内容をご紹介します!

宝塚音楽学校の入学試験では第1次〜第3次まで試験があり、最終的に40人前後が合格すると言われていました。

試験で審査される内容は、以下の通りです!

審査内容

  • 面接では、容姿、口跡、動作、態度、華やかさ等、宝塚歌劇の舞台への適性を審査します。
  • 歌唱試験では、課題曲の歌唱により、声量、声質、音程等を審査します。加えて新曲視唱により基礎的な読譜力を審査します。
  • 舞踊試験では、リズム感など基本的な運動能力や柔軟性、ならびに洋舞の適性等を審査します。課題は、当日試験場において本校生徒が模範演技を示します。

引用元:宝塚音楽学校公式サイト

「清く・正しく・美しく」を最も大切にしている宝塚歌劇団の劇団員を養成するため、かなりの難関ということで有名です。

受験資格も入学年齢が15〜18歳までと定められていて、受験のチャンスは4回のみなので、入学希望者は厳しいレッスンを重ねています。

宝塚音楽学校へ入学するためのスクールもあり、テレビ番組「沸騰ワード10」でも取り上げられていました!

2022年の試験の場合、692人が受験して合格はわずか40人で倍率は17.3倍ということで、本当に狭き門ですね!

宝塚音楽学校は、合格がゴールではなく合格は、宝塚歌劇団への始まりです。

喜びがある一方、これからのハードな学びの2年が始まるため合格者は身が引き締まるのではないでしょうか?

宝塚音楽学校卒業後は?

ここからは、宝塚音楽学校を卒業した後についてご紹介します!

宝塚歌劇団に入団!

多くの卒業生は宝塚歌劇団に入団します!

ちなみに宝塚歌劇団の団員は一般的に「生徒」と呼ばれています。

宝塚音楽学校の卒業式の後、「研究科1年生」として宝塚大劇場の公演で、恒例のラインダンスの披露で「初舞台」です。

初舞台の後に、月・花・星・雪・宙組にそれぞれ配属されます。

その後は、人気や経歴とともに大きな役がついたり、準トップやトップスターになる生徒さんもいて、ファンや後輩にとって憧れの存在ですね!

宝塚歌劇団は退団後、芸能界デビューしたり一般人に戻ったり人によって様々です。

先述の沸騰ワード10に出てきたスクールは、元タカラジェンヌが講師として指導しています!

退団後、女優になった人の中には天海祐希さんや真矢みきさんなど第一線で活躍している人も多数います!

また、NHKの「おかあさんといっしょ」の歌のお姉さんだったはいだしょうこさんも宝塚のOGですよ。

はいだしょうこさんは宝塚時代、歌唱力の高さが要求される「エトワール」になったこともありました。

退団後、様々な活躍をしているOGの皆さんも、宝塚音楽学校時代はみんな同じように厳しい2年間を過ごしてきたのでしょうね!

違う進路を選択する人も!

ごく少数ですが、宝塚音楽学校を卒業後、違う道を選択する人もいます!

有名なケースでは、歌手で女優の小柳ルミ子さんは宝塚音楽学校を卒業後、わずかな入団期間を経て芸能界デビューしていました。

筑紫女学園中学校を卒業して宝塚音楽学校へ入学する。宝塚音楽学校卒業生の梓みちよと交流がある友人から紹介を得て、渡辺プロダクションへ歌手希望を願い出る。「首席で卒業したら歌手にしてあげる」ととの回答に応え、1970年(昭和45年)に首席で卒業した。

〜中略〜

渡辺プロからの歌手デビューが約束されたが舞台経験を申し付けられ、「夏川るみ」の名で宝塚歌劇団へ入団して2か月後に退団した。当初から歌手デビューを念願とする小柳は、宝塚歌劇団は歌唱や演技を経験する腰掛けと捉えていた。

引用元:Wikipedia「小柳ルミ子」

小柳ルミ子さんは、歌唱力も高く、ダンスも持ち味の一つです。

その背景には、宝塚音楽学校を首席で卒業したことがありそうです。

しかし、小柳ルミ子さんがそのまま宝塚歌劇団に所属していたら、もしかしたらトップスターになった可能性もありますね!

また、宝塚音楽学校を卒業後、もう一度学び直すために高校へ入学したり、舞台を中心に活躍する役者さんになる人もいます。

どんな道を選んだにしても、宝塚音楽学校で学んだ2年間はその後に生きる貴重な経験になるのではないでしょうか?

まとめ

ここまで「宝塚音楽学校の卒業後の進路は?劇団に所属後や多様化している進路についても調査!」としてご紹介しました。

その結果、宝塚音楽学校は入学するにはかなりの難関であり、卒業後はほとんどの学生が宝塚歌劇団に入団することが判明しています。

入団後は、人気や実力に応じて大きな役がもらえたり、準トップやトップスターになる人もいました。

そんな中でありながら、宝塚音楽学校を卒業後に劇団に入らずにもう一度学び直したり、新たな活動をする人も少数ですがいます。

 

宝塚音楽学校は、入学するまで厳しいレッスンを重ね、入学後も厳しい2年間を過ごすことになり、入学するには覚悟が必要です。

しかし、宝塚音楽学校で学んだ2年間は、他の人が中々経験できない貴重な時間になるのではないでしょうか?

そんな思いを心に留めながら、宝塚歌劇を見てみるとまた違った魅力に気づくかもしれないですね!

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。